新潟県見附市、今町商店街の丸正清水呉服店が破産手続開始
見附市の株式会社丸正清水呉服店(見附市今町1-5-26、資本金1,000万円)が27日、事業を停止。新潟地裁長岡支部より破産手続開始決定を受けた。
東京商工リサーチ新潟支店によると、負債総額は約2,000万円。同社は呉服の販売を事業として、1953年に設立。その後呉服の需要は低下したが、取扱品を婦人服や近隣学校指定商品に変化させ、見附市の今町商店街では「丸正衣料百貨」として地元に親しまれていた。
しかし低価格商品の普及、量販店やショッピングモールの台頭、ネット通販の隆盛などの環境の変化で、事業は低迷。厳しい業況にある中で事業回復の見通しも立たず、高齢となった代表者の後継者も不在であったことから、事業継続を断念するに至った。
事後処理は、近藤千鶴弁護士(柏崎しおかぜ法律事務所、電話0257-41-6925)に一任されている。