山崎製パンが、新潟県カーボン・オフセット制度を活用したコッペパンを発売
山崎製パン株式会社が、新潟県カーボン・オフセット制度のクレジットを活用したコッペパン2種類を生産。4月1日から販売される。
2種類はいずれも、新潟県産の果実と佐渡産牛乳入りのホイップクリームが組み合わされたもので、同社の新潟工場(新潟市江南区)で生産。「コッペパン(越後姫苺のジャム&佐渡産牛乳入りホイップ)」は、大粒で甘みが強く柔らかい果肉が特徴である越後姫のジャムを、「コッペパン(新潟県産ルレクチェのゼリー&佐渡産牛乳入りホイップ)」は、高い糖度と滑らかな果肉、芳醇な香りが特徴であるルレクチェのゼリーを、それぞれホイップクリームと一緒にサンドした。
同商品は、地球温暖化対策の一つとして、県が推進するカーボン・オフセット制度を活用する。カーボン・オフセットとは、企業活動や日常生活などで排出されるCO2等の温室効果ガスを、森林整備などによるCO2吸収量に見合ったクレジットを購入することで埋め合わせる(オフセットする)という考え方。同商品では1個当たり売上のうち1円が、「トキの森プロジェクト」に寄付され、トキのねぐらとなる森林の整備活動や地球温暖化防止などに役立てられるという。山崎製パンでは以前にも、新潟県産品を使ったランチパックシリーズなどで、同様の寄付活動を行っていたことがある。
山崎製パンは販売開始にあたり、「このような地産地消の商品を通して新潟県の森林整備を支援するとともに、人とトキが共生する地域づくりを応援してまいります」と述べている。
販売は、新潟県全域および、山形県の一部地域の「デイリーヤマザキ」「ヤマザキショップ」やスーパー等で展開。参考価格は110円(税抜)。