新潟市が新型コロナの風評被害に対する、濃厚接触者の定義を説明

野島晶子保健衛生部長

新潟市の野島晶子保健衛生部長は1日に行った新型コロナウイルス関連の説明会の中で、濃厚接触者だった人が2週間の健康観察期間を終えて職場等に復帰した際、周囲の人から「そばに行くとうつる」、「来るな」といった言葉をかけられるなど風評被害に遭ったとの声が寄せられていることを明らかにした。この上で、改めて濃厚接触者の定義について説明した。

市の説明によれば、濃厚接触者とは感染した人と同居又は長時間一緒にいた人、又は手に触れる距離・向かい合って会話する距離で、マスクなしで一緒にいた人を指す。こうした濃厚接触者の特定に当たっては、感染した人に聞き取りを行ったうえで、保健所から、該当する人に直接連絡して感染の可能性を伝え、2週間の自宅待機と熱を測るなどの健康観察を依頼するという。

この後、濃厚接触者のうち咳や発熱などの症状が全く出ない人については、感染なしとして通常の生活に戻ってもらっているという。

野島晶子保健衛生部長は、「最近の感染状況を踏まえると、自分がいつ感染してもおかしくない状況に来ていると思う。市民の皆様には、もし自分が感染していたらと想像を働かせて、他の人にかける言葉や自身の行動についても考えていただきたい」と話し、新潟市民に向けて改めて注意喚起した。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓