新潟大学、第1と第2学期は教室での対面授業を行わず
新潟大学は3月19日付で、1学期(第1ターム)の授業の開始日を、新型コロナの感染拡大防止のため、4月8日から20日に繰り下げることを発表している。
さらに6日、国内外の大都市で感染拡大が急速に進んでいることを受け、20日からの授業は、オンラインなど非対面型授業(人との接触をしない形式)とし、第1、第2タームは教室での対面授業を行わないことを大学のホームページ上で公表した。
非対面型授業とは、動画などを用いたオンライン形式だけでなく、教科書や資料を読んでレポートを書くといった方法も含むという。
具体的には、新潟大学でオンライン会議システムZoomを法人として一括契約し、教員が利用できる環境を整備した。これを活用したリアルタイム型授業などを行う。また各回の授業において、事前に撮影した動画配信による学修を一定時間自宅において行い、メールや掲示板などを用いた質疑応答や小レポートの提出を行う方法もあるという。
なお、自室(自宅)にインターネット接続環境がない学生に限り、大学のwi-fi環境を使ってもかまわないという。ただ、いわゆる「3つの密」回避の対応をとることを要請している。
一方、20日の授業開始前は、不要不急の外出を避けて、自室(自宅)で待機することを要請、とくに感染拡大地域から移動してきた学生は2週間の待機を守るとともに、健康観察を行うことを要請している。
なお教育を受ける権利を守るために、感染状況が大きく変わらない限り、授業は4月20日から開始するという。