妙高警察署(新潟県妙高市)が頸南消防署(同)と合同で冬期山岳救助訓練を実施
妙高警察署(新潟県妙高市)は21日、頸南消防署(同)と合同で、冬期山岳救助訓練を妙高市の池の平温泉アルペンブリックスキー場で実施した。
この訓練は、スキー場が多く、登山客やスキー客も多い同警察署管内の遭難救助訓練として、毎年行われている。この日は、同警察署、同消防署から計13人が参加した。
雪崩で雪に遭難者が埋まったという設定で救助訓練が行われた。電波を発信・受信して埋没者の捜索に役立てる機器・ビーコンを使って、遭難者に見たてた雪に埋められたバッグを探し当てた。
管内にスキー場が9か所ある同警察署は、妙高市、消防署とともに「頸南地区山岳遭難対策連絡協議会」を構成している。
同警察署によると、令和3年の山岳遭難発生件数は15件(前年比8件増)発生し、遭難者は20人(同11人増)だった。中でも、冬期間はバックカントリースキーなどが原因となる遭難が令和3年は7件発生した。
今年1、2月中は、管内のスキー場で遭難事故が4件発生したが、4件とも無事に救助している。