新発田保健所管内で県内39例目となる新型コロナウイルス感染症患者が確認、新潟県が発表
新潟県は8日、新発田保健所管内で県内39例目となる新型コロナウイルス感染症患者が確認されたとして、説明会を開いた。
県内39例目の新型コロナウイルス感染症患者は新発田保健所管内で確認された30代の会社員女性(国籍/日本)。この感染症患者は、4月3日から発熱、頭痛、嘔気、下痢、関節痛、全身の倦怠感といった症状がみられ、4日には胸の痛みと圧迫感があったという。この後、5日にA医療機関を受診したところ、主治医が総合的に新型コロナウイルス感染症の疑いがあると判断し、帰国者・接触者相談センターに連絡した。6日に帰国者・接触者外来を受診して検体を採取。8日に保健環境科学研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明した。
この他の渡航歴や行動歴、濃厚接触者については現在確認中。これまでに確認された新潟県内の新型コロナウイルス感染症患者との接触の有無については、現在確認されていないという。
また、7日に確認された県内36・37例目の新型コロナウイルス感染症患者の症状や行動歴、濃厚接触者について、新潟県は現時点で把握している内容を公表した。
県内36例目の新型コロナウイルス感染症患者(上越市、30代男性、会社員)は3月29日に頭痛や寒気があり、4月1日に発熱の症状があったという。行動歴としては、3月30、31日に県外出勤。4月1日に東京都から帰郷し、同日午後から3日まで基本的に同市内に出勤しており、4日以降は出勤していなかったという。濃厚接触者は職場の同僚など17名で、このうち1名は既に陰性が判明しており、残る16名については9日午後にPCR検査結果が判明する見通しだ。
県内37例目の新型コロナウイルス感染症患者(実家/阿賀野市、20代女性、接客業)の濃厚接触者は家族や友人など16名で、8~9日にかけてPCR検査を実施予定だという。