東北電力株式会社が第二鹿瀬発電所(新潟県阿賀町)の取水量を増加、発電電力量は年間約310万kWh増えCO2排出量削減の効果も

第二鹿瀬発電所(写真左の建物)

東北電力株式会社(宮城県仙台市)は24日、第二鹿瀬発電所(新潟県阿賀町)の最大出力を5万5,000kWから5万7,200kWに増加させたことから、電気事業法の規定に基づき、発電事業変更届出書を経済産業大臣へ届出した。

第二鹿瀬発電所は、1973年5月に運転開始したダム式の水力発電所。なお、鹿瀬ダムは阿賀野川にかかる。

今回は同発電所において、水車発電機などの既設設備を改良することなく、余力を活用して取水量を変更することで最大出力の増加が可能となった。同社の水力発電所において、既設設備の余力を活用した最大出力の増加は、今回が初めての事例となる。

東北電力は今回の最大出力の増加により、発電電力量は年間310万kWh程度増加すると想定しており、また年間1,400トン程度の二酸化炭素排出量削減効果を見込んでいる。同社では、今後も水力の有効活用に向けて取り組んでいくという。

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓