新潟市内新型コロナ患者の行動歴等や緊急事態宣言を受けた取り組みについて、市が説明

説明を行う新潟市

新潟市は10日午後、市内31例目の新型コロナウイルス感染症患者の行動歴や濃厚接触者のほか、緊急事態宣言を受けた市の注意喚起の取り組みなどについて、改めて説明会を開いた。

新たに判明した行動歴として、31例目の新型コロナウイルス感染症患者は、発熱などの症状とは別件で4月3日にT医療機関を受診したほか、1日と3日にラウンドワンスタジアム新潟店を利用した際には、公共交通機関を利用していない。症状としては現在、38度台の熱があるものの、総合的に見ると安定しているという。

濃厚接触者は新たに判明したT医療機関の関係者などを加えた計18人で、この医療機関の関係者や利用者については既に把握しているという。

また、10日午前の新潟市の会見以降に、該当する時間にラウンドワンスタジアム新潟店を利用していたとの問い合わせが6件、利用者の保護者などから市に寄せられたという。このうち、利用者の1人が今日になって37度の熱があるとの問い合わせが1件あり、市では引き続き、37・5度以上の発熱が続くかなど様子を見るよう回答したという。

一方、新潟市では9日までに、新たに1名退院してこれまで計20名が退院し、11名が入院していることとなる。

このほか、新潟市は、緊急事態宣言を受けて実施及び実施予定の帰省客への注意喚起について説明した。具体的には、実施済みの措置として、新潟交通・越後交通・西武バスの東京発高速バス乗客へのチラシ配布、新潟駅周辺のポスター掲示、新潟空港内のポスター掲示、市内バス停留所へのポスター掲示、各区役所窓口・市役所本庁舎内通路掲示板へのポスター掲示、市のツイッターによる広報が挙げられる。このほかに、新潟交通の路線バス約600台の車内にもポスターを掲示する準備を進めているという。

なお、ラウンドワンスタジアム新潟店では休館する以前の1月末ころから、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、ゲーム機のアルコール消毒や施設内の殺菌清掃、従業員の検温や体調管理などの措置を講じていたという。

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