新潟県が大雪に関する警戒本部会議を開催、向こう1週間の融雪への警戒を呼び掛け

新潟県の大雪に関する警戒本部会議(第2回)

新潟県は25日、大雪に関する警戒本部会議を開催した。糸魚川市で発生した雪崩被害や今後の気象予想を受けて急遽開催されたもので、専門家らによる情報共有や、県民へ融雪災害などへの注意が呼びかけられた。

新潟地方気象台によると、向こう1週間は地上の気温は平年並みか平年より高く推移する見込みで、また27日と3月1日は日本付近を気圧の谷が通過するため、山沿いでは雪または雨、平地では雨または雪が降ると予想される。積雪の多い傾斜地での雪崩への注意や、県内の積雪地域では屋根などからの落雪への注意が必要だと説明した。

会議に出席した防災科学技術研究所雪氷防災研究センター(新潟県長岡市)の上石勲センター長は、今回発生した糸魚川市内島道地内で発生した雪崩について、約2キロにわたる表層雪崩でかなり大規模なものだったと説明。

上石センター長は今後の留意事項について、今後新たにまとまった降雪となった場合、表層雪崩が発生する可能性があり、また気温が高くなった場合には全層雪崩の発生が懸念されると指摘。雪崩パトロールなどの実施により、雪崩の危険性を早い段階で発見し、早期の対策を行うことが重要だと説明した。

加えて、今後雨などの天候によっては、さらに重い雪となり建物被害が屋根などからの落雪事故や屋根からの転落事故などが懸念されるため、除雪作業中の事故への留意を呼びかけた。

 

【関連サイト】
新潟県の警報、注意報

新潟県の気象情報

新潟県降雪量予想

雨雲の動き(降水ナウキャスト)

今後の雪(解析積雪深、会席降雪量、降雪短時間予報)

 

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