新潟県糸魚川市のアオが4月にマスクを10万枚生産へ

製造現場

新型コロナウイルス感染症でマスクが品薄になっている中、新潟県糸魚川市の衣料品製造、美装いがらしと同社グループの自社ブランドショップ、アオ(東京)が衣料用ガーゼを使用したマスクを製造、販売が好調に推移している。新潟市の新潟伊勢丹や糸魚川市の雑貨店などほか、アオのオンラインショップ「ao daikanyama」で販売している。

マスクは、3月は3万枚を出荷、4月は当初予定の5万枚から8万~10万枚に上方修正した。マスクはミシンによる細かい手作業で、4月は1日4000~5000枚を生産している。

美装いがらしは婦人服ブランドなどの製造を手掛け、アオはガーゼの洋服を企画・販売しているが、顧客からガーゼを作っているならマスクが欲しいとの要望があり、3月はじめに企画化。材料のガーゼも糸魚川の工場にあったことから、4日ほどで商品化し、3月10日から販売を開始した。

アオの五十嵐昌樹社長によると、細い糸を使った衣料用ガーゼで作っているため、洗っても縮みが少ないという。ゴム製の耳ひもは縛るタイプで、様々な大きさに対応する。

オンラインショップでは5枚セット1500円(税別)、実店舗では1枚330円(税込み)で販売している。

マスクはミシンによる細かい手作業で、4月は1日4000~5000枚を生産している

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