新潟県新発田市の三田村が破産申請へ、県内2例目のコロナ関連倒産
新発田市の株式会社三田村(新発田市東塚ノ目757-1、資本金5,000万円、従業員30名)が15日、新型コロナウイルスの影響を受け事業を停止。破産申請の準備に入った。県内のコロナ関連倒産は、3月の高倉商事(上越市)に続き2例目。
東京商工リサーチ新潟支店によると、負債総額は約1億8,400万円(2019年4月期末時点)。同社は新発田市や新潟市内に弁当店「たわら屋」を7店舗の他、FC2店舗、日帰り温泉施設内の食堂2ヵ所を経営していた。ピーク時の売上は、2001年4月期の約16億円。
しかし近年は、大手資本系列の同業店やコンビニエンスストアとの競争が激しくなり、減収傾向に。また直近2期に至っては赤字を計上していた中で、さらに新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響を受けた。
業績回復の見通しが立たず、資金繰りも限界となったことから事業を停止。同社の破産申請の代理人は、江花史郎弁護士(ユナイテッド法律事務所、電話025-211-4777)が務める。