17日に開催される第1回新潟県医療調整本部の全体会議について、県が説明
新潟県は15日、17日に開催される第1回新潟県医療調整本部の全体会議について説明した。初の全体会議では、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症の拡大時の医療供給体制や軽症者を療養させるための宿泊施設、マスクやガウンなど医療資機材の確保などについて議論する見通しだ。
これまで新潟県医療調整本部では、コアメンバーによる2度の会議を開催し、新潟市周辺での病床の数、新型コロナウイルス感染症や新型コロナ以外の病気に関する病院間の役割分担などについて議論を進めてきた。今回の全体会議ではコアメンバーに加え、各地域の保健所長や感染症指定医療機関の責任者なども出席することで、県全体で問題意識を共有し、それぞれの地域で議論を深めてもらうといった狙いがある。
また、軽症者を療養させるための宿泊施設に関しては、東京のように感染者が爆発的に増える事態を想定して、まずは民間のホテルや公共の宿・保養施設などを想定しているという。
なお、新潟県医療調整本部は発足当初、新潟県調整本部との名称だったが、医療分野に関する内容を議論するとの理由から、組織名に「医療」を加えた現在の名称に変更となった。