新たに5名、新型コロナの陽性を確認、新潟市が発表
新潟市は17日、新たに5名、市内38~42例目(県内48~52例目)の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者が確認されたとして、説明会を開いた。
市内38例目の新型コロナウイルス感染症患者は、北区在住の70歳代女性(日本国籍)で、渡航歴や最近の県外などへの出入りはない。職業や行動歴、濃厚接触者については現在調査中。経過としては、発熱や倦怠感を覚えて16日に一般の医療機関を受診し、この医療機関から帰国者・接触者相談センターに連絡があり、帰国者・接触者外来で検体を採取、この後に検査を行って17日に陽性が判明した。37度台の熱や咳、倦怠感があるという。
市内39例目の新型コロナウイルス感染症患者は、秋葉区在住の30歳代男性(日本国籍)で、渡航歴や最近の県外などへの出入りはない。具体的な職業や行動歴、濃厚接触者については現在調査中。経過としては14日に帰国者・接触者相談センターに連絡し、この段階で38度台の熱が4日続いていたほか、喉の痛み、だるさ、関節痛などがあったという。16日に検体を採取して検査、17日に陽性が判明した。
市内40例目の新型コロナウイルス感染症患者は、東区在住の20歳代女性(日本国籍)で飲食店従業員。渡航歴や最近の県外などへの出入りはない。11日に判明した32例目患者の濃厚接触者で職場の同僚だという。行動歴、濃厚接触者については現在調査中。この患者は濃厚接触者として検査を受け17日に陽性が判明したが、軽い鼻水が出た日があった程度で症状はほとんどないという。
市内41例目の新型コロナウイルス感染症患者は、東区在住の20歳代男性(日本国籍)で、渡航歴や最近の県外などへの出入りはない。14日に判明した33例目患者の濃厚接触者で親戚にあたる。職業や行動歴、濃厚接触者については現在調査中。12日から37度台の熱があり、のどの痛みや咳、痰、倦怠感があったという。
市内42例目の新型コロナウイルス感染症患者は、東区在住の20歳代女性(日本国籍)で、渡航歴や最近の県外などへの出入りはなく、41例目患者の配偶者だという。職業や行動歴、濃厚接触者については現在調査中。15日からのどの痛みやだるさがあり、熱は36度台だという。42例目の患者は33例目患者の濃厚接触者として捉えており、16日に検体を採取して検査を実施し、17日に陽性が判明した。
新潟市としては、41・42例目患者が出席した市内の葬儀の日にちが3月27、28日であり、発症時期よりもだいぶ前であることから、葬儀の場で感染したとは考えにくく、葬儀後の親戚間で交流した機会を通じての感染可能性に言及した。
また、新潟市によれば市内31例目患者の濃厚接触者と捉えていた同患者の勤務先の同僚で1名、17日に陽性が判明したという。居住地が市外のため、県で詳細を発表し、この後も県が調査を実施するという。
このほか、16日に判明した市内37例目の新型コロナウイルス感染症患者の職業は会社員だという。
市内で新型コロナウイルスに感染して入院した37名のうち、退院者は26名で変わりなく、11名が引き続き入院中だという。17日に陽性が判明した5名は今日中に入院予定だという。