第1回新潟県医療調整本部の全体会議が開催
新潟県内の各地域の病院や保健所、医師会、大学、消防長会、県・市などの代表者で構成される第1回新潟県医療調整本部の全体会議が17日、新潟市内で開催された。
会議は冒頭のみ公開で行われた。開会の挨拶を行った新潟県の松本晴樹福祉保健部長は、県内でも首都圏のように急激に患者が増加することが予想され、関係者が一丸となった体制作りの必要性に言及したうえで、「患者が増加するピーク時に向かうに当たって、医療提供体制の整備に関して一層の協力をいただきたい。県としても全力で調整に努めてまいりたい」と挨拶した。
また、新潟県の花角英世知事は、出席した医療関係者に対しメッセージを送った。花角知事は、これまでの新潟県内の新型コロナウイルス感染症に対する医療関係者の協力に感謝を述べるとともに、県内で最近、感染経路の不明な事例が増加している点に触れ、「急激な感染拡大により、適切な医療を提供できない事態を防ぐため、更なる病床の確保や救急の役割分担、緊急時のトリアージなど、次の対策を進めていく必要があり、この難局を県全体で乗り越えていく」として、引き続き医療関係者への協力を呼び掛けた。