(株)SHIPが新潟市の飲食店を救うためにクラウドファンディングを立ち上げ
地域活性化イベント「潟コン」や「にいがたバル街」などをはじめとするイベントの企画・運営を行う株式会社SHIP(新潟市)は、危機的状況にある新潟市の飲食店の力になりたいと、新潟の飲食店を救うためのクラウドファンディングを立ち上げる。スタートは4月22日の予定で、5月20日に終了予定。
クラウドファンディングのサイトには新潟市の飲食店が参加する(参加無料)。支援者は、1割のプレミアムのついた「未来チケット」をリターンとしてもらえるコース、リターンがなく新潟市全体の飲食店支援として寄付するコースの2コースから選んで支援する。
未来チケットのリターンで受け取ることができるコースは、自分の好きな店を選んだ上で、「3,000円」、「5,000円」、「10,000円」、「30,000円」、「50,000円」の支援メニューの中から支援額を選択。それぞれ1割のプレミアムのついた「未来チケット」をリターン品として受け取ることができる(3,000円の支援ならば、3,300円分の未来チケットを受け取る)。チケットの使用可能期間は6月1日から11月30日までだが、コロナ問題の収束状況によっては、使用可能期限を延長するという。またチケットは1,100円単位の紙ベースのものが支援額に応じて届く。「私も飲食店をやっているので未来チケットが、飲食店にとって利益の先食いだということは重々に承知です。でも、今をしのぐ為の希望と現金が必要なんです。それが無ければもう先は無いんです。本当にそのくらいの状況なんです」(SHIPの竹田正人代表取締役)と訴える。
一方、リターンがなく、飲食店支援として寄付するコースで集まった金額は、均等割にした上で参加店舗に分配し、危機的状況にある店舗を存続させるために活用してもらう。均等割のため、未来チケットの購入がなかった飲食店の支援にもつながる。
現在、参加飲食店は、40店舗ほどになっているが、「まだまだ増えていく」(竹田代表取締役)とのこと。なお、参加している個別飲食店名は、クラウドファンディングのサイト(CAMPFIRE)で見ることができる。
参加飲食店の第1回締め切り(4月20日)までに登録した飲食店は、22日のスタートから参加できる。その後、4月27日の第2回締め切りがあり、この場合、締め切りから数営業日後にクラウドファンディングのサイトに飲食店名がアップされ参加できるそうだ。
竹田代表取締役は、こう話す。「弊社が設立してから、約10年。新潟の飲食店様達と一緒に本当に多くのイベントを続けてきました。我々ほど新潟の飲食店様たちと濃く関わってきた会社は他に無いかもしれません。しかし(新型コロナの影響で)潟コンは4月中旬から全部中止。4月中旬のスカイランタンも中止決定。5月末のにいがたバル街も開催できるかわかりません。また毎日、多くの飲食店様とお話をする中で飲食店様達の現状を日々聞いております。世間が思っている以上に、いま飲食店様たちは、希望が見えない中でまさに『生きるか死ぬか』の戦いをしています。こうした中、(潟コンの会場提供などでお世話になった)飲食店様のためにSHIPは何ができるのか?それを必死に考えました。そして他県の事例や、新潟の飲食店様で既に行っている事例も参考にさせて頂きながら、クラウドファンディングを立ち上げることにしました。支援を通じて、みんなが大好きな、みんなが必要な、新潟の飲食店に、みんなの力で少しでも希望の光をもたらしていただきたい」と話していた。
【新潟の飲食店を救いたい!未来チケットで新潟の飲食店を応援したい!】
https://camp-fire.jp/projects/255719/preview?token=2l7uf58i
【参加店登録はこちらから】
https://business.form-mailer.jp/fms/05a108f3120390