新潟ベースが、コロナの影響のよる新潟大学新入生の引きこもり生活解消を目指しオンライン交流会
学生と社会人が集うコミュニティなどの企画・運営を行う「新潟ベース」は19日、オンライン会議システムZoomを使って、新潟大学の新入生同士が交流するオンライン交流会「学校開始前日祭」を開催した。19日の交流会は、17、18日に開催した学部別に開催した新入生向け交流会に続く企画として開催した。「できる限り、例年行われている新入生交流会に近い形を目指した」(新潟ベース・田崎巧さん=新潟大学経済経営3年)という。
新潟大学では、新型コロナの影響で、1学期(第1ターム)の開始日を4月8日から20日に繰り下げたほか、第2タームまでオンラインなど非対面型授業(人との接触をしない形式)で授業を行うこととしている。また部活やサークル活動も当面自粛となっている。加えて、飲食店を中心にアルバイトに避ける時間も大幅に減少している。
こうした影響を受け、特に県外から新潟に引っ越してきた学生の中に、既存の知り合いも新たな出会いもなく、“引きこもり”の生活を余儀なくされるケースも出てきているという。「授業がオンライン化されるため、県外の実家にいる新入生もいますが、学部別の交流会では、すでに兵庫から引っ越してきて帰るに帰れないと語っていた新入生もいました」(田崎さん)と話す。
そこで新潟ベースでは新入生同士会の会話ができるZoomでの交流会を企画した。19日の交流会では、冒頭、新潟ベースの活動やメンバー紹介を行なった後、自己紹介ゲームを開催。その後、悩みを話し合ったり、仲間づくりのきっかけをつかんだりしていた。
今後については、LINEを使って交流を続けていくことを検討しているが、田崎さんは、「サークルでSNSやZoomを使った新歓(新入生歓迎イベント)が始まると思うので、そうした中で大学生活について先輩から教えてもらってほしい」と話していた。
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