新潟県阿賀野市長選、現職の田中清善氏が3選

19日投開票の任期満了による阿賀野市長選挙は即日開票され、現職の田中清善氏(68)が3期目の当選を果たした。2期8年の田中市政が評価された形となった。

今回の選挙は現職の田中氏のほか、元市長の天野市栄氏(61)、前市議の横井基至氏(39)の無所属3候補で争われた。新潟3区を地盤とする衆議院議員の斎藤洋明代議士と、帆苅謙治県議が現職の田中氏を応援した(結果は以下の通り)。

 
候補者名 得票数(票)
田中 きよよし 10,269
横井 もとゆき 4,807
天野 いちえい 2,809

阿賀野市選挙管理委員会ホームページより

当選を果たした田中氏は、選挙事務所に集まった支援者を前に、「コロナ対策で選挙活動が十分にできず、投票率も51%(※投票率は51.26%だった)。非常にハラハラする状況だった。そうした中、当選確実の報告をいただき、ホッとしている。これからは阿賀野市の発展、また市民の皆さんの生活が豊かになるように阿賀野市政に取り組んでいきたい」と語っていた。

一方、在位敗を喫した形となった元阿賀野市長の天野氏は「争点をコロナウイルス対策に絞って選挙戦を戦ったが、投票率が低く田中氏の組織票が有利だった。スマートシティーとコンパクトシティーという私の政策は変わらないが、今後のことはじっくり考える」と話した。

 

敗れた天野氏

 

田中清善氏。
旧水原町(現阿賀野市)生まれで、早稲田大卒。新潟県庁に入庁し、県下水道課長、県流域下水道事務所長を歴任。2011年に県庁を退職し、2012年の阿賀野市長選に初当選、2016年に再選した。

 

 

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