猫の本やアート愉しんで 村上市小町に「猫町珈琲店」オープン【村上新聞】
2月22日「猫の日」に
猫の本とアート、音楽が楽しめる自家焙煎珈琲ブックカフェ「猫町珈琲店」(板東寛司店主)が先月22日、村上市小町にオープンした。
同店は、旧精巧舎村上印刷所を改装したもので、板東さんが「猫の日」のオープンを目指し準備を進めてきた。江戸時代に建てられ、明治期には荒物屋、大正から昭和にかけて印刷所として営業してきた建物を、街並みに溶け込むようになるべく元の建物を生かして改装された。
店内では、オリジナルの自家焙煎豆を丁寧に淹れた薫り高い珈琲を音楽や本、アートで囲まれた空間で味わうことができ、これまで板東さんが集めてきた猫のグッズや猫の絵本、自身が撮影し出版してきた猫の写真集などを手に取って見ることができ、開催中のイベント「城下町村上町屋の人形さま巡り」に合わせた猫のひな人形なども展示されている。
オリジナル珈琲は、店内や通販でも購入できるほか、各珈琲豆を紹介したアンティークなオリジナルカードも人気を呼んでいる。また、板東さんは「ふつうの猫の普段着の表情がいちばん」をコンセプトに一般家庭を訪問して年間200匹の猫を撮影。モデル猫も募集している。
珈琲店は、木・金・土曜日の午後1時から午後6時まで。当分は予約制とし、カフェ定員は6人。予約、問い合わせは板東さん☎090(2224)9912まで。
村上新聞2022年3月5日号