ヘイゼル・トンプソン(新潟市)が、除菌機能もあるフェイス&ハンド用保湿液を発売
株式会社ヘイゼル・トンプソンは5月11日、除菌機能もあるフェイス&ハンド用保湿液「ジェロントロン クリーン エッセンス3」を発売する。
エタノールのほかに、酸化銀、ベンザルコニウムクロリドといった殺菌成分を使うことで、アルコール度数を50%に抑えた(※)。「人は1日にかなりの回数、顔を触っていて、目や鼻、口などから感染することもあるが、この商品はアルコール度数が低いので、手だけでなく、顔にもつけ、除菌と保湿をすることができます」(杉山保行代表取締役)。保湿剤には、トウモロコシから抽出したセルロースを使用している。
内容量は50ml。オープン卸売価格は2000円(税込)。すでに10,000個以上の受注があるという。また会社まで取りに来る個人には1個からでも販売する。個人向け販売や卸売販売を希望する問い合わせは、同社(025—256−7772)で確認してほしいという。
(※)ある大手企業の実験では、40〜80%のアルコール度数の場合で、5分以内の殺菌ができた。逆に80%以上になるとアルコールが揮発してしまうため、却って殺菌時間がかかってしまう結果になったという。
同社代表取締役の杉山氏は、1980年代、老化予防などを研究するルーマニア国立加齢化学研究所(旧・国立老人医学研究所)で、現在のアンチエイジングの基となっている基礎研究に携わった経験を持つ。帰国後の93年には、老齢学の基づく皮膚生理学の研究を開始し、95年には新潟大学工学部機能材料工学科(太田雅壽助教授)と、「皮膚と毛髪構造の共同研究室」を開設した。ヘイゼル・トンプソンでは、こうした研究成果をもとにした商品のOEM供給などを行なっている。