高齢者のコロナ感染が相次ぐ新潟市北区。一部の患者同士がお茶のみ仲間であることなどが判明

野島晶子保健衛生部長

新潟市は28日、新型コロナウイルス感染症に関する説明会の中で、市内46~48例目の新型コロナウイルス感染症患者の行動歴や濃厚接触者などについて公表した。

市内46例目の新型コロナウイルス感染症患者(北区、70代男性、無職)は20日、新型コロナの症状とは別件で、かかりつけ医であるAA医療機関を受診。この後、AB医療機関を紹介され22日に受診。結果、入院することとなり、入院時のバイタルチェックで39度の発熱があり、PCR検査を実施、23日に陽性が判明して市民病院に入院。市によれば、21日に確認された市内43例目患者(北区、80代男性、無職)と近所の友人という関係で、お互いの家を行き来するような形でお茶飲みをすることがよくあったという。

市内47例目の新型コロナウイルス感染症患者(北区、70代男性、無職)は、17日から23日頃まで37~38度台の発熱。20日にAC医療機関を受診。この後、熱は37度台に一旦下がったが、22日に帰国者・接触者相談センターに相談があり、23日にPCR検査を実施し、翌日に陽性が判明したため、24日に県立新発田病院に入院。濃厚接触者は15日以降、一緒にいる機会があった人数名を調査中だという。

市内48例目の新型コロナウイルス感染症患者(秋葉区、30代女性、会社員)は市内39例目患者の濃厚接触者で妻だという。この患者は11日から仕事を休んでおり、16日に37度台の発熱が確認され自宅待機していたが、17日に市内39例目の陽性が判明、待機期間中の遅い時期に検査を実施する予定で23日にPCR検査実施。24日に陽性が判明し、市内の協力病院に入院した。

北区の高齢者に感染者が増加してきていることを受け、市では、これまで中心市街地で主に注意喚起を行う広報車を出してきたが、これ以外の高齢者が多く住む周辺地域でも注意喚起を強化していくとした。

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