亀田製菓(新潟市江南区)がグループ会社と共同で、「プラントベースドフード」「米粉パン」「お米由来の乳酸菌」の新ブランドを立ち上げ
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)は7日、「あられ、おせんべいの製菓業」から「Better For Youの食品業」へと進化することを目指し、グループ会社の株式会社マイセンファインフード(福井県)、株式会社タイナイ(新潟県胎内市)とともに、「プラントベースドフード(植物性代替肉)」、「米粉パン」、「お米由来の乳酸菌」のそれぞれで新たなブランドを立ち上げると発表した。
「多彩な食感と味つけ技術」、「米をあつかう技術」、「米および植物性素材に関する知見」、「米の機能性追求」、「米タンパク質の抽出技術」といった亀田製菓ならではの製造技術や研究開発力を活かし、「プラントベースドフード」、「米粉パン」、「お米由来の乳酸菌」に注力する。また、米を原料に活用することで、アレルゲン28品目不使用、グルテンフリーへの対応をそれぞれの商品を通じて進める。
亀田製菓は、日本で古くから身近にある米や植物性素材には大きな可能性があると考えており、1950年代後半からその栄養素や機能性に着目し、研究を続けてきた。これからはその研究成果を「商品」として多くの顧客に届けていきたいとしている。
1つ目の新ブランドについては、4月1日より新たに「JOY GREEN」ブランドとして「植物生まれのベースミート」を業務用(外食・総菜向け商品)として発売する。ブロックタイプの「プラントベースドフード」を亀田製菓のおせんべいの製造技術を活かして開発した。解凍するだけですぐに使える冷凍タイプ。
また、株式会社ニュー・オータニ(東京都)が運営するホテルニューオータニ(東京都)において「植物生まれのベースミート」を使用した期間限定メニューが4月8日から登場するほか、14日から金沢カレーの元祖、株式会社チャンピオンカレー(石川県)の直営店・FC店計19店舗にて、マイセンファインフード社開発の業務用商品「プラントベースパティ」を使用した「低糖質チャンカレ~大豆ミートカツのせ~」を期間限定で提供する。
さらに、4月1日より、「大豆と玄米のべジミンチ」、「大豆と玄米のべジフィレ」のリニューアルに合わせ、「大豆と玄米のべジスライス」を発売する。「大豆と玄米のべジミンチ」、「大豆と玄米のべジフィレ」は、大豆の独特の香りを抑え、より食べやすくリニューアルした。また、新商品の「大豆と玄米のべジスライス」は湯戻し時間がたったの1分のため、毎日の食事に便利に活用できるという。薄切り肉タイプで煮崩れしにくく、牛丼や肉じゃがなどの和食にも最適だという。
また、2つ目の国産米粉を使用した「米粉パン」の新ブランド「Happy Bakery」については、アレルゲン28品目不使用の100%国産米粉パンが特徴。
タイナイから、7日より新たに「Happy Bakery」ブランドの新ラインアップとして「おこめ丸パン」など9商品を発売した。タイナイでは、アレルゲン28品目不使用の米粉製品を製造販売しており、食物アレルギーを持つ人やグルテンフリー製品を買う人にも安心して食べることができるという。
また、亀田製菓がメインスポンサーを務めるアルビレックス新潟とタイナイがコラボレーションした「アルビおこめパン」を7日より新潟県内のコンビニエンスストア、スーパーマーケットの一部店舗、およびタイナイの「TAINAI オンラインショップ」にて発売した。
3つ目の新ブランド「RiceBIO」については、「確かなエビデンスと、手軽に摂ることができるお米由来の乳酸菌でお客さまの健康と美容をサポートする」という亀田製菓の目指す「お米由来の乳酸菌」のビジョンを一丸となって推進するため、「RiceBIO」を共通ブランドとして展開する。
亀田製菓が世界で初めて商品化した「お米由来の乳酸菌」の研究開発ストーリーや、加熱殺菌体ならではの特徴などを紹介するPR動画を4月に公開する予定だ。