新潟県妙高市出身で北京五輪女子ハーフパイプの冨田姉妹が同市役所を表敬訪問
2月に行われた北京オリンピックのスノーボード女子ハーフパイプで、日本勢初となる銅メダルを獲得した新潟県妙高市出身の冨田せな選手と、同種目で5位入賞を果たした妹の冨田るき選手が8日、妙高市役所を訪れ、同市の入村明市長などに活躍を報告した。
入村市長は「本当にすごいことをやった。本当にうれしい」と喜びを伝えた。出席者からオリンピックのコースについて聞かれ、冨田せな選手は「オリンピックのコースは人工雪だったため、雪が固く滑りにくかった」と明かした。
また、新潟県内でスノーボードのハーフパイプを練習などできる場所は南魚沼市の石打丸山スキー場しかないことから、入村市長は「冨田せな選手にもメダリストとして提案をしてもらいたい」と話した。冨田せな選手も「本格的なものでなくてもいいので、きっかけ作りでいろいろな人に入ってもらいたい」と希望した。
入村市長らとの懇談後、報道陣の取材に答えた冨田せな選手は「たくさんの方に支えてもらえて獲れたメダルなので、感謝の気持ちでいっぱいだ。今後のことはまだ決めていないが、スノーボードに関わっていきたい」と語り、冨田るき選手は「オリンピックはいつも以上に楽しく滑ることができたのでよかった。競技を続けて、今回の5位よりも上を目指したい」と語った。