新潟県中央メーデーが、新型肺炎感染を考慮して初の“オンラインメーデー”に
労働者の祭典「第91回新潟県中央メーデー」(第91回メーデー新潟県中央実行委員会主催)が29日、新潟市の新潟東映ホテルで開かれた。例年、県中央メーデーは新潟市陸上競技場を会場に数千人の組合員が参加して開催されるが、メーデーが日本で開催されてから100年を迎えた今年は、新型肺炎の感染拡大予防の観点から“3つの密”を避けるため、会場のホテルには、牧野茂夫連合新潟会長(実行委員長)など数人が参加しただけで、組合員はYouTubeでオンライン配信された映像を視聴する形での参加となった。なお、同日午後からYouTubeの連合新潟TVで録画の視聴が可能となった。
今年の新潟県統一テーマは、「ONE TEAMで創り出す、安心社会」。ホテルの会場には関係者と報道陣のみで、牧野実行委員長の挨拶などが生配信された。西村智奈美立憲民主党新潟県連合代表、梅谷守国民民主党新潟県総支部連合会代表、小山芳元社会民主党新潟県連合代表などの来賓の挨拶もビデオメッセージとして配信された。
牧野実行委員長は終了後のぶらさがり取材で、「ウエブ配信は初めてだが、これ1回にしてほしいというのが率直な気持ちだ。1番心配していることは、ゴールデンウイーク明けに出社したらいきなり倒産の貼り紙があることだ。これは毎年相談が寄せられること。連合新潟は5月の7、8、9日に相談窓口を開設するので、何かあったらご相談してほしい」と話した。