新潟市のコワーキングスペースSea Point NIIGATAが、登記可能なバーチャルオフィスサービスの提供開始
関屋浜海水浴場にある海の家を改装したコワーキングスペース「Sea Point NIIGATA」が、登記可能なバーチャルオフィスサービスを提供することになった。27日より受付が始まり、契約は5月以降開始の見込み。
このサービスは、Sea Point NIIGATAを運営する株式会社ニイガタ移住計画と、不動産開発・賃貸を手掛ける中央ビルディング(新潟市中央区)の協業によって実現したもの。海に面した開放的な空間を活かしたコワーキングスペースとして広く認知を集めていたSea Point NIIGATAは、主にフリーランスを対象に働く場や交流の場を提供。しかし海の家は仮設の場であることにより、利用者が登記はできないデメリットもあった。登記には自宅住所等を使わざるを得ないことで、特に女性起業家などが敬遠していたともいう。
このデメリットを解消すべく、中央ビルディングが所有するビル「中央ビルディング」(ビル名)でのバーチャルオフィスとしての登記と、Sea Point NIIGATAでのコワーキングスペース利用がセットになったプランを提供する。月額料金は、中央ビルディングのバーチャルオフィスが基本料+登記住所利用料の7,000円と、郵便物保管転送料の2,000円。またSea Point NIIGATAのコワーキングスペース利用料の10,000円。いずれも税抜。
ニイガタ移住計画ではサービス開始にあたり、「6月には、コワーキングスペース運営者としては市内で初めて、新潟市の特定創業支援等事業者に認定される見込みであることに加え、今回、登記可能な環境も整うことで、新潟県の企業環境の改善に貢献し、開業率の向上にも寄与していけることを確信しています。」とコメントしている。
また中央ビルディングは1954年創業で、1956年には当時新潟県で初となる高層マンション(地上9階建)を建設、運営してきた歴史もある。同社は、「創業70年が近づく中、今回のニイガタ移住計画との協業により、新たな成長への足掛かりを築きたいと考えています。」とコメントした。