亀田製菓株式会社(新潟市江南区)と新潟薬科大学(新潟市秋葉区)が機能性食品開発の分野などで包括連携協定を締結
亀田製菓株式会社(新潟市江南区)と新潟薬科大学(新潟市秋葉区)は7日、食品素材の高付加価値化および機能性食品開発の分野において包括連携協定を締結した。この締結により、両者は社会が直面する課題や消費者ニーズに応え、人々の健康と活力ある社会の形成・充実に寄与することを目指すという。
締結式では、亀田製菓の田中通泰代表取締役会長CEOと下條文武学長が協定書に署名し、続いて「共同研究構想の概要について」と題して、応用生命科学部食品機能化学研究室を主宰する松本均教授によるプレゼンテーションが行われた。
今後予定される共同研究は、亀田製菓を代表する米菓「柿の種」に含まれるピーナッツのポリフェノールの機能性について行われる。ピーナッツに含まれるポリフェノールのプロシアニジンA群には、血圧低下、循環改善、抗酸化、悪玉コレステロール減少、抗動脈硬化、皮膚の抗老化など、幅広い効果が期待されている。両者はこれらの効果を検証するとともに、研究成果を商品開発に活かしていく。
一方、両者は今後、共同研究の対象領域を拡大させ、食品の素材の高付加価値化や機能性食品の開発につなげるほか、人材育成の推進により、両者が基盤とする新潟県の地域活性化に貢献していくことを確認した。