シップがタクシー会社によるデリバリーサイトを開設
地域活性化イベント「潟コン」や「にいがたバル街」などをはじめとするイベントの企画・運営を行う株式会社SHIP(新潟市)は1日、飲食店とタクシー会社が組んだデリバリー事業のサイトを立ち上げた。「タク配」というサイトで同社がコールセンター業務を請け負う。当面は特例措置期限の13日までだが、同措置は延長される可能性が高く、その場合はサービスも継続する見通し。
自店舗でデリバリーする余力がない飲食店と稼働率が落ちているタクシー会社を連携させ、その仲介役に同社が入り、今回「タク配」というサイトを立ち上げた。現在、駅前、駅南、古町の3エリアの15店舗の飲食店が参加しているが、同社担当者によると、サイトを立ち上げた1日に新たに申し込みがあったという。
同日時点で稼働可能なタクシー会社は四葉タクシーとさくら交通の2社。本来、タクシーは人を乗せる必要があるが、国土交通省が4月21日、飲食店の飲料・食料等の配送をタクシーで行うことについて有償貨物運送を特例的に適用したことにより、飲食店のテイクアウト商品を届けることが可能となった。
受付時間は午前11時から午後8時までで、1500円以上の注文から配達する。料理料金プラス配送料500円となる。掲載店舗すべてのデリバリー注文を同社が請け負うコールセンターで受け付ける。今後も参加店舗やタクシー会社も増える見込みだという。
同社の担当者は「ゴールデンウイークが始まったので、ステイホームとなる期間が始まる今日に合わせたかった。これからどれくらいまで伸びるか期待している」と話している。