大型連休に伴い新潟市などで田植え作業が始まる
大型連休に突入し、国内最大の水田面積をほこる新潟市では田植え作業があちらこちらで行われている。2日、新潟市はよく晴れ、まさに格好の田植え日和となった。同市の西区ではいたるところで作業にいそしむ人たちとともに、苗を積んだ軽トラックや田植え機が見受けられ、のどかな広い蒲原平野の田園風景が広がっていた。
県内では専業農家が大半を占めることもあり、例年、大型連休を使って行われることが多い。作業する人たちはこの晴天を逃すまいと一生懸命に作業を進めていた。
新潟県内では例年だと、都市部に暮らす子や孫などが帰省し手伝うことも多いという。だが今年は、新型コロナの感染拡大防止ため、帰省を自粛してほしいという新潟県の呼びかけもあり、農家の高齢化や後継者不足が深刻するなか、いつにも増して労働力不足に悩まされる田植えになっている農家もあるようだ。
また、新潟県内でもコロナ感染が相次いでいるが、上越市内の農事組合法人代表は、「田植えは大自然の中でやっているから、比較的大丈夫だとは思うが、室内の飲食を伴う休憩時には3密を避け、できるだけ距離を開けるように関係機関から要請があった」と話していた。