帝国データバンク新潟支店が新潟県企業売上高ランキング(2020年度決算)を発表、株式会社コメリ(新潟市南区)が20年連続で1位に
株式会社帝国データバンク新潟支店は10日、「新潟県企業売上高ランキング(2020年度決算)」を発表した。ランキングによると、株式会社コメリ(新潟市南区)が20年連続で売上1位。また、上位100社の内増収となった企業は44社で、過去6年間で最少という結果になった。
同ランキングは、約147万社を収録する企業概要データベース「COSMOS2」を元に、新潟県内に実質的な本店機能を置く企業の2020年度決算(2020年4月期から2021年3月期)を分析したもの。
売上高ランキングでは、コメリが20年連続で1位となった。順位の変動については、新工場の本格稼働により大幅増収となった新潟太陽誘電株式会社(新潟県上越市)など10社が大きく順位を上げた。
また、業種別の売上高トップ企業で、前年度比増収となったのは、コメリ(小売業)と株式会社ブルボン(新潟県柏崎市 製造業)と原信ナルスオペレーションサービス株式会社(新潟県長岡市 卸売業)の3社。
上位100位以内で増収となったのは44社で、前年度(54社)に比べて2割近く減少した。なお3年連続の減少であり、過去6年で最少かつ50社を初めて割り込んだ。他方、利益面では経営の効率化や経費・人件費圧縮などを背景に53社が増益となり、2019年度決算と比較すると3社増加した。
帝国データバンク新潟支店は今回の結果について、「巣ごもり需要や新しい生活様式が追い風となる業種がある一方、外出自粛や供給制限などを背景に売り上げが低迷した業種もあり、企業別でも温度差がみられた。足元では原材料価格の高騰、供給制限がつづいており、ウクライナ情勢を考慮するとその長期化も予想され、業績の下振れ要素になることが懸念される」とコメントした。
ランキングについては、下の画像の通り。