新潟県上越市のパチンコ店「アムディ」2店舗がまだ営業、県外から客集まる
新潟県が2日に上越市のパチンコ店「アムディ」石橋店と高田店に対し、新型インフルエンザ等対策特別措置法第45条第3項に基づき、6日まで施設の使用を停止(休業)するよう指示を行ったが、5日も両店舗は営業していた。県内のパチンコ店では両店舗以外は休業しており、他県から利用客が集まっている実態がある。上越市は3日、村山秀幸市長名で休業を求める文書を店に渡しているが実効性がない状態で、このまま大型連休が終わる可能性もある。
石橋店では昼の12時半ころ、300台あまりの車が停まっており、そのほとんどは上越市内と思われる長岡ナンバーだったが、中には青森、三重、大阪、川崎、川越などの県外ナンバーも見られた。店内入り口には「マスクをしていない方は入店お断り」との看板があり、店内ではマスク姿の人がパチンコに興じていた。また、店内は禁煙となっており、店外の喫煙所には人だかりができていた。
もう一店の高田店には午後2時ころ、50台ほどの車があった。大半の長岡ナンバーのほかに、長野ナンバーの車もあった。一方、妙高市にある新井店は「8日まで臨時休業」との張り紙があり、店は閉まっていた。
特措法第45条第3項の指示は、法的に従う義務が生じるものの、罰則がないため実効性を疑問視する指摘も出ている。