新潟県と佐渡市が企業誘致した株式会社PRUM(東京都)が佐渡オフィスを開設、新潟県の佐久間副知事へ表敬訪問
新潟県と佐渡市が連携し企業誘致を進めてきた株式会社PRUM(東京都)の岩本稜平代表取締役社長CEOが11日、新潟県の佐久間豊副知事、佐渡市の渡辺竜五市長と面会し、新潟県佐渡市でのオフィス開設の報告を行った。
WEBシステム開発やホームページ製作などを手がけるPRUMは、「令和3年度佐渡市雇用機会拡充事業補助金」に採択され、2021年10月に佐渡オフィスを開設。WEBシステム開発やIT エンジニア人材を育成するためのプログラム開発を行う。
PRUMは、エンジニアの育成においては未経験から育てることに力を入れており、採用者の90%が未経験者。特別な育成プログラムを用意し、3年から5年の期間をかけて育成している。佐渡オフィスでも優秀なエンジニアを育成することで、東京に集中しているIT案件を、佐渡市に流してくことを考えているという。
なお、佐渡オフィスでは4人が雇用されており、全員が佐渡島外からの移住者。今後は移住者のみならず、佐渡島内に在住する人の雇用も増やしていく予定だという。
初の地方進出の場所として佐渡市を選んだことについて、岩本CEOは「佐渡にはIT企業が多く集まってきていると聞いた。渡辺市長をはじめ、雇用を生むために本気で企業を支援しようとしている人が多い。人に魅力を感じた」と話した。
また、今後の展望について岩本CEOは「佐渡市の学生やエンジニア未経験の人への支援を行っていきたい」と話し、佐渡市でのエンジニアの育成への思いを語った。
新潟県では、魅力ある多様な雇用機会の創出が期待できることから、補助金などによる支援を検討していくという。
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