新潟市の「ふるまち庁舎」が「古町ルフル」内にオープン
新潟市の本庁機能の一部が入る「ふるまち庁舎」が7日、新潟市中央区古町通7番町の旧大和新潟店跡地に完成した複合商業施設「古町ルフル」内にオープンした。これまで入居していた分館や白山浦庁舎は老朽化が進み、耐震面で問題があったことから移動した。道路を挟んだNEXT21(もともと新潟市役所のあった場所)には中央区役所もあり、ふるまち庁舎のオープンで、地盤沈下の進む新潟市中心街・古町の賑わい創出も期待される。
職員を前に挨拶した中原八一市長は、「いよいよ今日からふるまち庁舎がオープンする。質の高い行政サービス、街中の賑わい創出の両立というものが市民の皆さんから期待されている。この点に十分配慮していただきたい」などと話していた。
ふるまち庁舎は、ふるまちルフルの3階から6階に、建築部、文化スポーツ部、観光・国際交流部、経済部、都市政策部、農林水産部、教育委員会、財務部(税関係)の約40課が入居。3階から6階を合わせた床面積約1万1,000平方メートルのフロアーに約800人が働く。またフロアーには、来庁者との面談に使う窓口営業室、職員が利用する集中作業スペースや打ち合わせ室などがある。
一方、分館や白山浦庁舎には、まだ一部の部署が入っているが、内装工事の完了後に本庁舎に移動する予定。分館については解体工事を行うほか、白山浦庁舎は売却する。