新潟県が融雪警戒本部会議を開催、向こう一週間の気温上昇に伴う融雪災害に注意
新潟県は11日、融雪警戒本部会議を開催した。今後、新潟県内で気温が上昇する予報を受け開催したもので、関係機関での情報共有を行うとともに、雪崩や落雪などの融雪に伴う災害への警戒を県民に呼び掛けた。
新潟地方気象台によると、向こう1週間の新潟県内は、15日までの気温が平年並みか平年より高く推移し、かなり気温が高くなる日もある見込みだという。また、14日と15日は山沿いを含めて雨がふると予想されている。このことから、積雪の多い傾斜地では雪崩への注意と、県内の雪が残る地域では屋根などからの落雪への注意が必要と分析した。
また、融雪期の雪崩災害の前兆現象について説明。前兆現象には山の尾根から貼り出す「雪庇(せっぴ)」、斜面にひっかき傷が付いたような雪の裂け目「クラック」、斜面をコロコロ落ちてくるボールのような雪のかたまり「スノーボール」があり、これらの現象が現れたら近づかないようにし、市町村や最寄りの地域振興局に連絡して欲しいと県民に呼びかけた。
【関連サイト】
なだれ危険箇所マップ(市町村単位)