小千谷市が京都に錦鯉の水槽を設置
今月29日に除幕式
長岡市とともに錦鯉発祥の地である小千谷市は今月29日、国内外から多数の旅行者が訪れる古都・京都の「ホテルグレイスリー京都三条」に、錦鯉の水槽を設置する。
展示品種は、紅白、昭和、大正を中心に、ヒカリモノなどを加えた約10尾(予定)。体長は約15cm~20cmという。設置は、熱帯魚や錦鯉の水槽レンタル・メンテナンスなどを手がけるアクアリゾートが行う。29日午後1時から水槽の除幕式を行う。
小千谷市は、「錦鯉プロモーション事業」の一環として、新潟空港に錦鯉水槽を設置している。加えて、世界各国から人々が集まる京都にも、海外で人気の高まる泳ぐ宝石「錦鯉」の水槽を展示し、「nishikigoi」の魅力をPRする。これにより、小千谷市の認知度や魅力向上を図るとともに、錦鯉の輸出拡大(市内養鯉業の活性化)、さらには観光振興につなげていく。
ホテルグレイスリー京都三条の年間宿泊者数はおよそ12万人で、うち訪日外国人9万人。老舗が立ち並ぶ寺町商店街に位置し、観光各所へのアクセスも良く、錦鯉のPRには理想的な拠点という。
一方、最近、海外での人気高騰や、「県の観賞魚」の指定されたことなどから、県内でも錦鯉の水槽が増えている。ざっと列挙しただけでも、県庁入り口、アオーレ長岡1階、朱鷺メッセ、新潟空港、CoCoLo南館(期間限定)、S.H.S鳥屋野、小千谷市庁舎(池)などに設置されているほか、今夏にはダイエープロビスフェニックプールなどにも設置されるようだ。