新潟県内の飲食店でテイクアウト、デリバリーサービスの取り組みが加速

写真はイメージです

コロナ禍で飲食店のテイクアウト、デリバリーサービスの取り組みが新潟県内でも広がっている。

五泉市では市内の若手経営者有志が先月25日、テイクアウト料理を配達する「gosentake(ゴセンテイク)」を開始した。接骨院事業、介護事業、整体事業などを手がける株式会社グランシェア(五泉市)の伊藤博之代表取締役が若手経営者有志を募り立ち上げたサービス。注文サイトから市内約20店舗、約130品の料理を注文でき、注文者の自宅などに直接届けるという。

コロナ感染の拡大で外出自粛の動きが広がるなか、市内飲食店では、テイクアウトなど様々な工夫を行ってきたが、現実問題として、料理提供からデリバリーまですべてに対応することは難しかったという。伊藤氏はこうした悩みを聞き、ゴセンテイクを立ち上げた。

参加する若手経営者たちは、自身の仕事のこなし、仕事が終わる17時から自家用車にてデリバリーに向かっているという。

注文サイトから市内約20店舗、約130品の料理を注文でき、注文者の自宅などに直接届ける

新潟市北区の飲食店は、5月の毎週土曜日に1食200円で食事を提供する「北弁まごころプロジェクト」をはじめた(なおwebで各店舗60食の申し込みを受け付けたが、全ての店舗で予定していた60食に達したため、すでに受付を終了したという)。

円来の「中華丼」、長岡屋の「キチンカツと豚ヒレカツのソースカツ丼」、ノラ・クチーナの「イタリア風サンドウィッチ」、松潟屋の「健康バランス丼」、しかいの「かあちゃん頑張れ弁当」などが注文できるもので、区内にある企業30以上が協賛した。

新潟県中小企業団体中央会は、テイクアウト・デリバリーを実施している県内の店舗情報を集約した飲食店マップを作成し、同会HPより情報発信を行っている。

同会では、今後も下記店舗情報を随時募集し、飲食店マップを更新していくという。

新潟県中小企業団体中央会のホームページ

このほか、地域活性化イベント「潟コン」や「にいがたバル街」などをはじめとするイベントの企画・運営を行う株式会社SHIP(新潟市)が今月1日に、新潟の有名飲食店などとタクシー会社が組んだデリバリー事業のサイト「タク配」を立ち上げるなど、タクシーと連携したデリバリーの動きも広がっている。

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