新潟県上越市の上越市議会が正副議長選出、議長に5期目の飯塚市議
上越市議会は12日、今年4月の改選後初の臨時議会を開き、正副議長選挙を行った。議長には5期目の飯塚義隆市議、副議長には4期目の波多野一夫市議が選出された。どちらも上越市役所出身者となった。正副議長の任期は2年。
議長選は飯塚市議と、共産党で5期目の橋爪法一市議が立候補したが、飯塚氏26票、橋爪市議6票(有効票32票)で飯塚市議が圧勝した。飯塚議長は「議長職はまさに重大で、重責であり、今は精神的に混乱をしているところだ。上越市は大きな課題が山積している。その中で皆さんの支援をしっかり胸に受けていかなければならない。多くの先輩が苦労してこの上越市を作りあげ、大きな功績を残されている。それを受けて、恥じることのないようこれからも誠心誠意しっかりと努めていく」と抱負を述べた。
飯塚議長は1950年上越市生まれ。新潟短大卒業後、2003年まで上越市役所に勤務。2004年に上越市議初当選。
一方、副議長選は波多野市議と、7期目の近藤彰治市議の戦いとなったが、波多野市議22票、近藤市議票(有効票32票)で、波多野氏が選出された。波多野副議長は「改めて身の引き締まる思い。これより、飯塚議長のもと公平、公正な議会運営はもとより、市民の信頼を勝ち取ることや、信用される議会を目指していきたい」と語った。
波多野副議長は1959年上越市生まれ。県立高田工業高校(現上越総合技術高校)卒業後、上越市役所勤務。2008年に上越市議初当選。
また、議場には女性7人などの新人議員9人が姿を見せ、従来の女性ゼロ議会とは違った光景となっていた。