(株)能⽔商店(新潟県糸魚川市)が「道の駅マリンドリーム能⽣」に直営店「新潟海洋⾼校アンテナショップ能⽔商店」をオープン

マリンドリーム能生

株式会社能⽔商店(新潟県⽷⿂川市)は4⽉16⽇、新潟県⽷⿂川市の「道の駅マリンドリーム能⽣」に飲⾷提供と物販を融合させた直営店「新潟海洋⾼校アンテナショップ能⽔商店」をオープンする。

売り場⾯積は85平⽅メートル。同社の主⼒商品である鮭の⿂醬「最後の⼀滴」や県⽴海洋⾼校(新潟県⽷⿂川市)相撲部プロデュースのレトルトカレー「ごっつぁんカレー」など同社の取り扱い商品を販売する。また、併設するカフェコーナーでは、テイクアウト中⼼で「最後の⼀滴」を使ったパスタや地⿂フィッシュ&チップス、⽷⿂川市内畜産業者から仕入れる「ジャージー⽜乳」のソフトクリームなどを提供する。

海洋⾼校教諭を退職して、2018年に同社を創業した松本将史代表取締役は、今年度採択された⽂部科学省指定研究事業「マイスター・ハイスクール」(2023年度まで)の運営管理職として再び海洋⾼校で勤務している。今回の出店は、マイスター・ハイスクール事業の⼤きな⽬⽟であり、事業後も海洋⾼校の情報発信の拠点となることを目指している。

店舗は通年営業で、推奨販売はもちろん、在庫管理などに取り組む海洋⾼校⽣の販売実習が主に休⽇に⾏われる。そのほか、実習で漁獲した⽔産物や養殖⿂など、⽣産現場から関わってきた⽣徒たちが店舗で販売する実習も予定している。

なお、2015年から始まった海洋⾼校⽣の「最後の⼀滴」製造販売による地域活性化を⽬指す取り組みは、同社の設⽴に繋がっており、同社は来⽉には従業員13人の事業所に成⻑する。

一方、少⼦化による公⽴⾼校の定員割れが増加するなか、海洋⾼校の令和4年度⼊試倍率は 1.1倍だった。松本代表取締役によると、地域振興への寄与という視点で専⾨⾼校の在り⽅を模索し、チャレンジしてきた成果が⽬に⾒える形になってきているという。

建設中の直営店外観

新潟県立海洋高校(新潟県糸魚川市)の相撲部員による「ごっつあんカレー」の販売会

「最後の一滴」シリーズ

 

(文・梅川康輝)

こんな記事も

 

── にいがた経済新聞アプリ 配信中 ──

にいがた経済新聞は、気になった記事を登録できるお気に入り機能や、速報などの重要な記事を見逃さないプッシュ通知機能がついた専用アプリでもご覧いただけます。 読者の皆様により快適にご利用いただけるよう、今後も随時改善を行っていく予定です。

↓アプリのダウンロードは下のリンクから!↓