株式会社コロナ(新潟県三条市)が入浴事故を予防する機能搭載の石油給湯機を発売
株式会社コロナ(三条市)は、高齢者などの入浴事故予防をサポートする機能が付いた高効率石油給湯機エコフィール「EFシリーズ」と、石油給湯機「SAシリーズ」を6月下旬に発売する。同社によると、屋外据置型の給油機としては業界最小、最軽量という。
新商品は、人感センサーと水位センサーを活用した「入浴サポート機能」を搭載しており、入浴者の入浴状態(風呂に入った、お湯につかっている、お湯から出たなど)を台所リモコンから確認できる。また、事前に設定した入浴時間を経過すると台所リモコンと浴室リモコンから光と音で湯上り時間を知らせる。こうした機能により家族などは入浴者が浴槽に入っているかいないなどを判別できるため、、入浴事故のリスクを軽減できる。台所リモコンの浴室モニタースイッチを押すと、入浴者の時間や状況を台所から確認できる機能もある。
価格はEFシリーズが27万6,500円から47万4,000円、SAシリーズが19万4,000円から42万8,000円。
同社によると、入浴中の事故は年間約1万9,000人(消費者庁調べ)と推計され、死亡事故の種類の中では交通事故よりも多いと言われている。また、消費者庁の調査では、入浴時に焦ったことのあるケースの多くは、長湯による“のぼせ”が全体の1割で、その多くが浴槽に10分以上つかっていたという結果が出た。こうした事故を防ごうと商品化した。同社広報室によると、高齢者を想定して開発したという。