新型コロナ感染拡大防止協力金のオンライン申請に関するシステムトラブルの詳細について県が説明

システムトラブルを謝罪する新潟県の産業労働部

新潟県は13日、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金のオンライン申請に関するシステムトラブルについて、謝罪を行うとともに詳細を説明した。

今回のシステムトラブルは12日午後2時ころに、協力金のオンライン申請を利用していた県民から、「申請手続きの途中で、これまでの申請者と思われる個人情報の一覧を閲覧できる状態になっている」との報告を受けて発覚した。

この後、新潟県は直ちにオンライン申請を一時停止し、管理委託先(株式会社ウイング)を通じて調査を実施した。この結果、特定のブラウザを使用し、システムが想定していない一定の動作を行った際に、管理用画面が出て、申請者(12日時点でオンライン・郵送合わせて約1300件)のデータの一部が表示される不具合があったことが判明したという。

アクセスログを解析した結果、報告した人以外に管理用画面を見た人は確認されなかった。管理用画面では、PC上に一度に20件の申請者や初回登録年月日などが表示される仕組みとなっており、「詳細」をクリックすると、口座番号などの個人情報も閲覧できるようになっていたという。

県は報告を行った人にお礼を述べるとともに、表示された申請者の個人情報の管理に関する協力を依頼するなど対応を行うとしている。県が聞き取りを行ったところ、表示された個人情報は、申請者約60件分と、さらに詳細な個人情報3件分だ。報告した人も意図せず開いてしまったため、記載された内容自体は記憶していないという。

ただ、県としては、個人情報が流出したとの立場から、該当する申請者全員に対して、直接訪問する形で謝罪を行う方針だ。現在、新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金のオンライン申請の再開時期は未定であり、郵送のみで申請を受け付けている。

なお、今回の不具合はあくまで、新型コロナウイルス感染拡大防止協力金のオンライン申請に限定されたものであり、この他の県のシステムに影響は出ていないという。

新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金に関する新潟県URL/https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/sangyoseisaku/sikyu.html

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