新潟県糸魚川市の米田徹市長が定例会見。上限10万円の独自の補助金を新設
飲食店等感染拡大防止対策補助金を新設
糸魚川市は13日、定例記者懇談会を同市役所で開き、米田徹市長が新型コロナウイルス対策に関する市独自の補助金の新設や、上越地域の図柄入りナンバープレートの交付開始などについて説明した。
市独自の補助金については、糸魚川市飲食店等感染拡大防止対策補助金を新設し、6月15日まで申請を受け付ける。対象者は市内の飲食店や宿泊施設、観光、娯楽、学習塾などで、対象経費は飛沫防止シートや間仕切り設置費用、消毒液設置などにかかった費用の10分の9、上限10万円まで補助する。ただし、1事業者1回限りで、対象となる購入日は1日から31日までに購入したものとなる。申請は郵送のみの受け付けとなる。
糸魚川市、上越市、妙高市3市連携のナンバープレート
また、糸魚川市、上越市、妙高市3市連携のナンバープレートは、同市では11日から交付を開始したという。
カラー版とモノクロ版があり、上越市の上杉謙信や桜のほか、糸魚川市の日本海やヒスイ、妙高市の妙高山が描かれており、観光振興に役立つものとして期待されている。上越ナンバーの交付手数料は、通常版が普通自動車、軽自動車共に1,600円。
図柄入りモノトーン版が普通自動車で7,620円。軽自動車が7,630円。図柄入りカラー版は1,000円以上の寄付を追加する。市の公用車の25台を7月までにほぼ図柄ナンバーに変える予定で、同日は市所有のバスのナンバーがお披露目された。
糸魚川就活フェアをオンラインで実施
さらに、「糸魚川就活フェア」を30日にオンラインで実施する。当初3月、5月初旬に予定されていたが、新型コロナウイルスの影響で中止となったことから、市内の事業者から要望があり、29企業、2官公庁が参加する。企業は各社から参加、求職者は自宅などから参加する。セキュリティーの高い「マイクロソフトチームス」というビデオ会議アプリを使用する。
米田市長は「当市においては現在まで感染が確認されていないことから、市内の小、中、特別支援学校は5月7日から再開した。事業所に対しては当市でも独自の支援を行っている。緊急事業継続給付金と感染症拡大防止休業協力金はのべ320件、約4500万円の申請を受け付けている。また、依然としてマスクが不足していることから、当初の6月の予定を前倒しして、5月下旬に1箱50枚入りのマスクを全世帯に配る準備を進めている」などと話した。