佐渡DMOが安心安全の島として佐渡島全体の衛生安全基準を策定
佐渡観光交流機構(佐渡DMO、佐渡市)は15日、専門家や関係者の協力を得て、公衆衛生について一定基準を満たした島内宿泊施設、飲食店、立ち寄り施設を認証する「佐渡クリーン認証制度」を策定、18日から認証の取り組みを開始すると発表した。佐渡島の観光業における新型コロナウイルス(COVID-19)の影響を最小限に抑えるとともに、収束後の観光需要の回復を加速させることが狙い。認証制度により、観光客、観光施設、佐渡島民にとって安心安全な観光地づくりを加速する。
認証制度には、佐渡市、佐渡観光旅館連盟、佐渡連合商工会が協力しているほか、アドバイザーに新潟大学環境予防医学分野の中村和利氏、国立がん研究センター社会と健康研究センター長の津金昌一郎氏、佐渡総合病院の岡崎実氏が名を連ねる。条件を満たした施設には佐渡クリーン認証のマークを配布するとともに、観光客への啓蒙活動も行なっていくという。
今後世界が迎える「withコロナ時代」には、観光施設の受入体制や公衆衛生の向上、安心・安全な観光地域づくりが、より重要になっている。