佐渡・赤泊出身の学生がカップ酒のパッケージをデザイン

写真左から「佐渡の民話 爪の沢の蝶ねえ」(金星)、「佐渡の民話 悲しい佐渡牛」(純米酒)、「佐渡の民話 川茂の太郎杉」(佐渡の鬼ころし)

NSGグループの新潟デザイン専門学校グラフィックデザイン科を今年3月に卒業した高田朱莉さん(県立羽茂高校出身)が商品パッケージをデザインした「赤泊民話カップ酒」が、株式会社北雪酒造(佐渡市)から発売された。

北雪酒造のある佐渡市の赤泊は、「民話の里」として知られ、赤泊出身の高田さんは、同校で学んだ知識や技術に加え、得意のイラストを活かして卒業作品として、昔から地元の人々に親しまれている3つの民話をパッケージにデザインした。作品は新潟デザイン専門学校が毎年開催している「第35回卒業制作・修了制作デザイン展」でグランプリに輝いている。

商品は、北雪酒造本社や佐渡市内のスーパーのほか、ネットからも購入できる。ネットでの販売価格はセット箱なしが760円(税込836円)、セット箱ありが830円(税込913円)

なお民話の内容は、南佐渡地区商工会のホームページで見ることができる。

新潟デザイン専門学校は、産学連携プロジェクトに力を入れており、学生たちは在学中から企業とのコラボ商品を制作し市場に送り出している。商品の中には、過去にグッドデザイン賞を受賞したものもあるという。同校では「全国で活躍できる人材を輩出すべく多くの企業とコラボし、新潟のデザイン力の向上・発信に努めている」という。こうしたなか、高田さんは卒業後に東京のデザイン会社に就職。現在、新型コロナウイルスの影響で、自宅待機を余儀なくされているが、今後の活躍が期待される。

一方、北雪酒造は大吟醸「YK35」が有名なほか、ロバート・デ・ニーロさんが共同経営者で世界各国にあるレストラン「NOBU」で、同社の「NOBU TK40」が提供されていることで知られる。

新潟デザイン専門学校グラフィックデザイン科を今年3月に卒業した高田朱莉さん

 

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