新潟県阿賀野市が、対新型コロナの緊急経済対策第2弾を実施
阿賀野市が22日、新型コロナウイルス感染症拡大を受けた追加の緊急経済対策を実施することを公表。このための一般会計補正予算を専決処分した。
第2弾の補正予算額は7,753万3,000円で、補正後の予算は257億4,000万円となる。内訳は、「ひとり親家庭等への支援」に1,753万3,000円、「学生への支援」に1,000万円、「旅館業への支援」に2,000万円、「飲食店への支援」に3,000万円。
「ひとり親家庭等への支援」では、児童扶養手当の受給世帯に子ども1人当たり5万円を支給する。支給の時期は6月から、遅くとも7月の児童扶養手当の支給時までを予定。
「学生への支援」では、学生の就学継続支援として、阿賀野市が実施している奨学金の追加・増額募集、および返還猶予を行う。現行、高等学校(中等教育学校の後期課程および特別支援学校の高等部を含む)と専修学校(高等課程)に通う人に月額1万5,000円、高等専門学校・専修学校(専門課程)・短期大学・大学に通う人に月額4万円の貸付となっている奨学金について追加募集を行うほか、今年度に限り年間最大30万円を上限とする増額貸付も受付ける。また返還猶予についてはすでに制度としてはあるものの、改めて制度の周知に努めていく。
「旅館業への支援」では、新しい生活様式に向けた取組みを行っている阿賀野市の旅館に宿泊した県民に対して、宿泊費を大人1人当たり5,000円、子ども1人当たり3,000円を割引する。該当する旅館の基準やその公表については、今後策定する。
「飲食店への支援」では、新しい生活様式に向けた取組みを行っている割烹等の飲食店を事前予約した団体に対し、1人当たり飲食代の40%、2,000円を上限として補助する。該当する飲食店の基準やその公表については、今後策定する。
このほか、阿賀野市では市内4つの商工会が6月3日から6月30日まで実施する、「テイクアウト・出前キャンペーン」を支援する。市のWebサイトやチラシの全戸配布によって告知していくという。