2つの生協が合併して誕生した「コープデリにいがた」が発足、出発セレモニーを開催
合併により新たに誕生した生活協同組合コープデリにいがた(新潟市西区)は21日、発足にともなう出発セレモニーを開催した。会場のコープデリ下越センター(新潟市江南区)には、組合理事らが訪れてテープカットを行った後、新生協として初めて出発する配送トラックを見送った。
この日発足した生活協同組合コープデリにいがたは、生活協同組合コープにいがた(新潟市西区)と生活協同組合コープクルコ(新潟市西区)が合併し誕生。合併により組合員は約24万人となり、新潟市、長岡市、上越市、佐渡市にある10ヶ所の宅配センターによって新潟県全域をカバーし運営する。
出発セレモニーでは、出席した理事らがテープカットを行い、その後、荷物を積み込んだ配送トラックが次々と出発。参加者らはトラックに手を振り出発を見送った。
同日開催した理事会で、新たに理事長に選任された登坂康史代表理事理事長は、「これまでの2つの生協は『県民のくらしに役立つ』という思いは同じだった。これから1つになって、ますます暮らしに役立つことや、経営の安定化を進めて行きたい」と話した。
今後、コープデリにいがたでは、宅配センターを8ヶ所に統廃合し、さらなる経営の安定化や事業の効率化などを進めて行くという。