新潟市北区で相次いだコロナ感染は「クラスター」
新潟市が22日に行った記者説明によると、国立感染症研究所クラスター班が5月19、20の両日、県の要請に応じて新潟市を訪れ、北区内で相次いで新型コロナ感染者が確認された状況について、「1つのクラスターが形成されていたと考えられる」との認識を示したという。
北区内では14名の感染者が確認されていて、新潟市では、このうち半数近くを濃厚接触者と捉えているが、半数ははっきりとした濃厚接触者としては特定していない。こうしたなか、「完全に一緒にいた」などとという具体的な行動歴がなくても、「同じ地域に住み、同じ生活スタイルで接する機会がある人」などを、「弱いつながり、ゆるいリンクがある」と捉えら、こうした認識を示したという。
一方、はっきりとしたつながり(濃厚接触者であること)を完全に確認できない場合は、個人情報保護や風評被害防止などから、今後も引き続き公表を差し控えるという。ただ、「こうした場面で感染のリスクがある」といった情報などは提供していく方針だ。
なお新潟市のこれまでの疫学的調査については、「しっかりとされている」などと評価していたという。