新潟県妙高市が県と連動した宿泊キャンペーンの補正予算を専決
新潟県妙高市は22日、観光事業に関する予算額2,150万円の令和2年度補正予算を専決した。新潟県が21日に発表した「つなぐ、にいがた。」県民宿泊キャンペーンに連動する形で、同市内の飲食店や土産店などで使えるクーポン券を配布するための経費を補正したもの。
県は、県内宿泊施設で1人当たり1万円以上の宿泊に対し、「じゃらん」や「楽天トラベル」などのオンライントラベルエージェントのネット販売による割引クーポン配布で最大5,000円の割引となるキャンペーンを打ち出した。妙高市はこれと連動し、「妙高お出かけ応援キャンペーン」と銘打ち、市の指定する宿泊施設に県が実施するキャンペーンを利用して宿泊した人に対し、クーポン券を配布。期間は6月1日から7月31日宿泊分までで、市が顧問として関わる一般社団法人妙高ツーリズムマネジメントが運営主体となる。
対象宿泊施設およびクーポン券使用可能店舗は同法人の会員店舗。1人1泊につき2,000円分(1セット1,000円×2枚)のクーポン券で、1万セットを各地区観光協会などで配布する。県は6万人分の予算(3億円)を計上しているが、市によると、そのうちの1万人分を妙高市に取り込みたいとしている。
入村明妙高市長は、「花角知事さんをはじめ、新潟県ご当局に感謝申し上げたい。観光を主産業とする自治体にとって、大変勇気を与えていただける施策を県から取り組んでいただいた。地元としても県施策と連動する形で地域経済の回復に取り組んでいきたい」とのコメントを出した。