東北電力が東北6県と新潟県へ節電の協力を呼びかけ、発電所の停止と暖房などの電力需要増で電力受給が非常に厳しい状況
東北電力株式会社(宮城県仙台市)と東北電力ネットワーク株式会社(宮城県仙台市)は22日、管内の東北6県と新潟県へ、同日の電力需給が非常に厳しい状況であることから節電を呼びかけた。同様の通知を出すのは今年初となる。
16日に福島県沖を震源として発生した地震により、東日本の一部発電所が継続的に停止していることに加え、気温の低下により東日本エリアで暖房などの電力需要増加が重なったことによるもの。
東北電力ネットワークのwebサイト、「東北6県・新潟エリアでんき予報」によると、需要のピーク時の使用率は100%。また同日10時台の使用電力状況(実績)の使用率は99%となっている。
こうした状況から2社は、「暖房などの利用は継続しながら、日常生活に支障のない範囲で、照明やその他電気機器の使用を控えるなど、節電に協力してほしい」と呼びかける。なお、電力供給の厳しい状況がいつまで継続するかは現在精査中であるという。