体に危険な「食後高血糖」の早期発見のための人間ドッグオプション検査が県内初登場
料金は12,000円(税別)
人間ドッグ、健康診断、保健指導などを展開する(一社)新潟県労働衛生医学協会(新潟市西区)は今年4月、県内初となる「血糖モニター24時間」を人間ドッグのオプション検査に導入した。料金は12,000円(税別)。
食後1〜2時間以内に血糖値が140mg/dLを超え、急激に上昇する状態を「食後高血糖(血糖値スパイク)」というが、一時的に過剰になった糖分が血管壁を傷つけ、動脈硬化や血管狭窄、血管のつまりを起こす原因になる、また、心血管病、がん、認知症になる確率が上がるという。だが、健康診断の1回の採血では、食後高血糖(血糖値スパイク)の有無を捉えにくいのが現状という。
こうしたなか、「血糖モニター24時間」は、間質液中のグルコース(細胞を浸す液体の中の糖)を24時間14日間測定。この間、腕に取り付けたセンサーに、読み取り専用リーダーをかざすだけで、わざわざ採血しなくても簡単に自分の好きなときに何度でもグルコース値を測定できるという。
間質液中のグルコースは、血糖値と相関性が高く、血糖値が上がり、少し遅れて間質液の中のグルコースが上がる。下がるときも同様という。
起床時、食事前、食事後、就寝時などに好きな時に測定し、測定値と変化グラフを見ることができるので、食べ物の種類や食べる順番を試したり、運動による変化を確認したりすることができる。
同協会では、食後高血糖を早期に発見し、生活習慣を見直すきっかけにしていただきたい。としている。
オプション検査一覧(同協会ホームページ)
https://www.niwell.or.jp/private/dock/option.html