東北電力が東北6県と新潟県へ、電力需要のピークとなる19時まで一層の節電を呼びかけ
東北電力株式会社(宮城県仙台市)と東北電力ネットワーク株式会社(宮城県仙台市)は22日、管内の東北6県と新潟県へ、同日の電力需給が非常に厳しい状況であることから節電を呼びかけているが、特に17時から19時が電力需要のピークとなることから、一層の節電への協力を呼びかけている。
16日に福島県沖を震源として発生した地震により、東日本の一部発電所が継続的に停止していることに加え、気温の低下により東日本エリアで暖房などの電力需要増加が重なったことによるもので、同2社では22日の10時過ぎころから管内に節電を呼びかけていた。
東北電力の想定では、18時から19時の間の電力需要は1,230万キロワットであるのに対し、供給力は1,263万キロワット。予備力は33万キロワット(予備率2.7%)のみと、非常に厳しい状況がつづいている。
東北電力は節電の内容について、「家庭や職場においては、暖房の設定温度を下げる、使っていない部屋の電気を消す、使っていない機器の電源を落とすなど、日常生活に支障のない範囲で、現在の取り組みから踏み込んだ、より一層の節電への協力をお願いする」という。
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