新型コロナ相談外来が来月新潟市に開設
新潟県は25日、新型コロナウイルス感染症の外来・検査体制を強化するため、新潟市医師会や新潟市と連携し、新型コロナの症状のある人の診療や、必要と判断すればPCR検査のための検体採取も行う「新潟市医師会新型コロナ相談外来」を6月1日から当面の間、新潟市内に開設すると発表した。
相談外来は県が設置し、新潟市医師会に委託して運営を行う。診療は月から金曜日の週5日で診療時間は9時から12時。対象は、新型コロナを疑う症状(発熱、呼吸器症状など)があって症状が比較的軽い人。設置場所は公表していない。
基本的にかかりつけ医の紹介による予約制となっていて、「まずは、帰国者・接触者相談センターやかかりつけ医に電話してほしい」(県)と話す。なお新潟市在住者でなくても診療を受けることができる。
感染拡大防止や医療資源の節約などのため、車に乗ったまま診療や検体採取を行う「ドライブスルー方式」で運営していく。スタッフは、携帯電話やパソコンなどでオンライン診療を行う医師1名のほか、PCR検査のための検体採取を行う看護師、受付、検温、車を誘導する誘導員など7名ほど。1人あたりの診療時間は10分ほどで、1日最大20人程度を受け入れることができる。PCR検査は民間検査機関に委託して行う。