新潟県立学校で6月8日から部活動を再開へ
新潟県は27日、6月1日から高校などの県立学校を再開することに伴い、6月8日から部活動を再開すると発表した。ただし、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から当分の間、宿泊を伴う合宿や遠征は認めない。
県立学校は5月31日まで休校だが、現在は分散登校時に授業などを行っている。6月1日から7日までは活動準備期間として、授業を中心とした学校生活を安定させることを最優先し、部活動を休止。県によると、この期間で顧問は生徒の体調などを把握し、感染症対策を含めた再開後の活動計画の作成などを行うという。
6月8日からは通常実施へ段階的に移行し、生徒の状況を確認しながら、活動計画に基づき、徐々に活動日数や活動時間を増やす方針。
県は部活動再開の理由として、「専門家委員会の先生の話でも子供は比較的、大人と違い、新型コロナウイルスにかからないという治験があると説明を受けている。実際、学校でクラスターが生じたこともないと聞いている。そのような前提があるため」としている。また、宿泊を伴う合宿や遠征の解除について、県は「今後、感染がどうなるか分からないし、学校で何かが起きれば部活動も中止になる。今の段階で具体的には考えていない」と答えるにとどまった。